詩(エッセイ)

【詩】風の香り

風の香り

風は運ぶ パンの香り

風は運ぶ鳥の声

午前4時に目が覚めて、私はふと外を見る

窓から見える世界はオレンジ色と青色が交じり合って

夢の国に見えました。

目覚めたばかりで夢と現実の区別がつかないのだけれど

外に出て、遭いに行く

風が運ぶパンの香り

人はもう生きている。

風が運ぶ鳥の声

鳥も一生懸命に生きている。

遠くに見えるビルの上

紫色した雲たちが靡いて

海のように見える。

海の底を歩く僕。

海の中を泳ぐ風。

つゆ草の香りを運ぶ風

みんなが目覚める時間が近づく。

風が運ぶ人の香り

あなたの香りを探してる。

あなたはここには もういない。

風がさらう君の声

この世界にあるものだけを、静かに運ぶ 朝の風。

風が連れてく夢の国

在るもの 運ぶ 朝の風。

 

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はりね。

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